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日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

どんな相手からでも、学ぶ~韓国K-POP「BTS」(防弾少年団)所属事務所株式上場~

韓国のK-POPBTS」(防弾少年団)所属事務所が韓国株式上場に関するニュースがありました。

ご存知の方も多いかと思います。

 

 

K-POPBTS」所属事務所が上場 時価総額、一時1兆円

日本経済新聞社 2020/10/15

 

 

このニュースで感じたこと。

 

それは、韓国すごいな、という印象です。

一方、日本も負けてはいけない、と感じてしまいました。

 

こういうと、様々な方から韓国の方ですか?と聞かれますが、そうではありません。

 

あらかじめお伝えしますが、決して私は韓国人でもありませんし、祖父・祖母、両親とも純日本人です。

思想的にも、特に右翼でも、左翼でもありません。

 

一応生まれ育った郷土や文化は大切だと思っていますし、日本の将来を危惧する、普通の一般日本人の一人だと思っています。

韓国の方の友人もいませんし、K-POPや韓国ドラマも殆ど見ません。

 

ただ、このニュース。

経済的にも、大きな意味があると思っています。

 

韓国は十数年前から、国策事業として「エンターテイメント」事業に、国や政府を挙げて、ある意味「国策事業」として進めてきました。

中でも力を入れたのが、歌やダンスを中心とした、音楽アーティストの育成、そしてご存知「映画・ドラマ」の分野です。

 

一般的にはエンターテイメントはアメリカが、世界の中でも筆頭で、各音楽シーンや映画事業はほぼアメリカ主導で進んできました。

 

この牙城に、韓国が食い込んできたのです。

しかも、今回のニュースの主力「BTS」の最新作『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』が、アメリカの週間アルバムチャート「ビルボード200」で初登場1位に輝いたのです。

 

このような快挙もあり、BTSの所属事務所は韓国株式市場で上場後、時価総額は一時11兆8800億ウォン(約1兆900億円)となりました。

韓国エンターテイメントの実力が、ビジネスの世界でも通用する、と印象付けたのではないでしょうか。

 

その上場タイミングも、見事なものでした。

一部中国批判的なマイナスニュースもありましたが、なんのその。

 

韓国人アーティストBTSの、アメリカで史上初の快挙。

でも、アメリカだけではありません。

アジア全域でものすごい勢いで人気、そして影響力を拡大し続けています。

 

BTS」だけではありません。

K-POP人気、今や世界でも非常に多くの影響力を持ち始めています。

 

そして、合わせて「韓国映画」も大ヒットを続けています。

 

K-POPも、韓国映画も、アメリカの牙城を崩すことはできない、そう多くの日本人は考えていたのではないでしょうか。

 

でも、昨今の状況は大きく変化しています。

国策で進めてきた、K-POP韓国映画

今や花を咲かせようとしています。

 

一方、日本は・・・・。

コロナウィルスで日本の強みである製造業、輸出が大きな痛手を負っています。

 

ごく一部の企業以外、日本の企業の多くは、苦境に立たされている、ともいえるのではないでしょうか。

 

韓国エンターテイメントの快挙。

この事実は、正直少し悔しいです。

 

ただ、この快挙を僻んでるだけでは成長はありません。

 

日本も見習うべき点は多くあるのではないでしょうか。

韓国は、「K-POP」「韓国映画」という選択と集中で、国策で官民一体となって世界で勝てる分野を創造しました。

 

ある意味、政府が、民間と強力なタッグを組んで事業を進めています。

 

そういえば、「Galaxy」など、サムスンスマホ技術やブランド戦略も学ぶべき点は多いですね。

サムスンLG電子を中心に、家電・スマホ分野も、国策事業として政府がバックアップしています。

 

韓国の家電などは、日本ではあまりその活躍は身近にはないですが、欧州やアジア諸国では、高いブランドイメージを構築しています。

 

さらにいえば、医療もそうですね。

韓国はコロナウィルスワクチン自国開発にも、政府が強力にし進めています。

 

あのマイクロソフトの創業者ビルゲイツ氏も、韓国のコロナウィルスワクチン開発を評価しています。

 

 


ビル・ゲイツ氏「韓国はワクチン開発の先頭」 文大統領に書簡

ヤフーニュース 2020/7/26

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ef52483624bd40d3dfdcd11d8b5854b84686ce7

 

 

国・政府の総力を挙げて、民間と一緒に課題に取り組む姿勢。

今の日本にあるのかどうか、やや疑問に思う点も多々見受けられます。

 

個人的には、韓国に対して、やや好ましくない「イメージ」印象はあります。

中国と韓国は敵、アメリカ万歳、などなど、そんな報道が多く、日本のマスコミの影響もあるのでしょうか。

 

 

ただ、どんな相手でも、良いところはありますし、学ぶべき点は学ぶべきだと思います。

 

私たちになくて、相手にあるもの。

冷静に、分析し、冷静に、学ぶ。

 

10年後、20年後を見据え、日本の未来が、どのようになるべきか。

 

今、日本経済は、コロナ不況で、輸出も、外国人インバウンド政策も、ままならない状況です。

今一度、政府も、官僚も、民間企業も、そして、私たち一人一人も、真剣に考えるべき時期にきているのではないでしょうか。