■なぜ検査数発表しない?
日刊ゲンダイDIGITAL
2020/04/23
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/272272
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毎日ニュースを見ていて不思議なことがある。
感染者数だけで検査人数が発表されないのだ。
検査数も毎日一定数ではない。
つまり感染者の数は検査の数でいかようにも増減することになる。
これでグラフが右肩上がりに上がったとか言うことに意味があるのだろうか。
都のサイトを見れば、4月16日の検査人数は約480人でその日の感染者数は約150人。ほぼ3分の1だ。
だからといって実際の感染者が国民の3分の1というわけではない。
感染者の割合が多いのは当たり前で4日以上熱がなければ検査してもらえないからだ。
陽性っぽい人を検査するのだから当然感染者の割合は多くなる。
これでは国内の本当の現状を反映していることにはならない。
ならば何のためのグラフなのか。
死者数が少ないからまだ大丈夫という人がいる。
しかしまた資料を見ると、肺炎の死者数が東京都だけここ何週かぐんと増えている。
この肺炎の死者の中にコロナによる死者は含まれていないのだろうか。
これもわからない。
世界10カ国以上の国がコロナに向けての協力の声明を出したり、ワクチン共同開発を宣言したりしているが、日本は全く蚊帳の外だ。
仕方ないだろう。
そのための信頼に足る統計を持たないのだから。
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■なぜ検査数発表しない?(日刊ゲンダイDIGITAL 2020/04/23 ラサール石井)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/272272
■PCR検査数世界155位の我が国にはびこる納得のゆかぬ事象
日刊ゲンダイDIGITAL
2020/10/23
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/280366
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どうにも腑に落ちないのは午後、TVで発表されるコロナ感染者数である。
検査した人数が毎日違うし、土日とウイークデーでは極端に異なる。
検査の数がバラバラなのだから、感染者の数だけでは比較しようがない。
この数値を使って比較可能なのは、陽性率だけだろう。
このことは何度か指摘されているが、相変わらず、感染者数が「増えた」「減った」で一喜一憂している。
フランスでは、1日に3万人の感染者が出ているそうだ。
ということは、陽性率が5%としても、1日60万人以上の人が検査を受けていることになる。
日本はどうか?
平均的な例として、10月14日を見る。
全国で549人の陽性者が出たが、検査数は2万1837件だ。
フランスの27分の1である。
この数字を見ると、日本の貧弱な検査体制事情がわかる。
検査を受け、自分や家族や職場の仲間が、とりあえずは陰性であると証明されれば、気分は明るくなり、活動も活発になる。
それこそ、経済活動にとって最も重要なファクターになるはずだ。
そんなことは自明の理なのに、政府も医療界も頑としてPCR検査を増やさない。
ここに驚くべき事実を紹介する。
サイト「ワールドメーター」によれば、日本のPCR検査数の世界ランキングは、150位台を前後している。
これでは近代国家と呼ぶこともはばかられる。
経費の問題にも、謎がある。
検査問題がいつまでもガタつき、希望者が簡単に受診できないのは、検査やワクチンの利権をめぐり、何らかの闇が存在するからだろうか。
コロナ禍に関しては、納得のゆかぬ事象が多すぎる。
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■PCR検査数世界155位の我が国にはびこる納得のゆかぬ事象(日刊ゲンダイDIGITAL
2020/10/23 中村敦夫)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/280366