■憲法改正は日本国民の意思ではなく、今回もまたアメリカの意思で決まるのか?
ヤフーニュース(2017/6/1)山田順
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20170601-00071588/
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だいたいトランプは、選挙期間中、日米安保の片務性、米軍駐留経費を不公平として、「全額払え。そうしなければ撤退もありえる」と言ったことがある。
しかも、NYT紙やWP紙のインタビューで、「もし中国が日本を攻撃したらどうするか?」という質問に対して、「アメリカが一歩引いても、日本は自ら防衛できるだろう。
日本は中国との戦争に勝ち続けた歴史がある」などと、ピント外れのことを平気で言っていた。
彼は安倍首相との会談で、「アメリカは100%日本と共にある」と言ったが、いっしょに戦うとは言っていない。
それに、この大統領は嘘つきだ。
アメリカはいかに同盟があろうと、同盟国の戦争に自動参戦などしない。
第一次大戦でも第二次大戦でも、どんなに英仏が窮地に立たされても参戦しなかった。
第二次世界大戦にアメリカが参戦したのは、日本に真珠湾を奇襲されたからであり、それでも独伊には宣戦布告をしなかった。
独伊のほうが、日本が攻撃したから仕方なくアメリカに宣戦布告をしたのである。
かつて、アーミテージ国務副長官(当時)は日本プレスクラブでの記者会見で、「安保条約は、日本あるいは日本の施政権下にある領土に対するいかなる攻撃も、米国に対する攻撃とみなされることを定めている」と述べた。
(中略)
ドイツのメルケル首相は彼を完全に見放し、「もうアメリカを頼らない」と宣言した。
中国の習近平主席も、北朝鮮の金正恩党委員長もトランプを舐めきっていると見ていい。
しかも、アメリカ国内では、今後、ますますトランプ弾劾の動きが強まっていく。
(中略)
憲法を改正するのは、とりあえず第9条を、次のようにすればいいだけだ。
原文《第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。》
改正《9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力を保持する。》
安倍首相はもっと明確に、このままでは憲法によって、日本は自国防衛ができない。
平和と安全を維持できない。
アメリカにも見捨てられる。
それでいいのか?と、国民に伝えるべきだ。
このままいくと、またもアメリカの圧力で新憲法をつくることになる。
それでもいいのだろうか?
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憲法改正は日本国民の意思ではなく、今回もまたアメリカの意思で決まるのか?
ヤフーニュース(2017/6/1)山田順
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20170601-00071588/