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岸信介がA級戦犯を逃れるため米国と交わした裏取引きが!「安倍晋三首相が愛してやまない祖父、岸信介」エキサイトニュース 2015年8月17日 https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1400/

■古賀茂明「日本への信頼を守るため『I am not ABE』と世界に発信する時」政官財の罪と罰 AERA(アエラ) 2019/03/25 古賀茂明

 

■古賀茂明「日本への信頼を守るため『I am not ABE』と世界に発信する時」政官財の罪と罰

AERAアエラ) 2019/03/25 古賀茂明

https://dot.asahi.com/dot/2019032400016.html?page=1


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安倍総理後藤健二さん見殺し行動に対する抗議


そこで、思い出すのが、2015年1月23日のテレビ朝日報道ステーション」での出来事だ。

その3日前の1月20日に、後藤健二さんがIS(イスラム国)に囚われている映像が公開された。

安倍総理は、後藤さんが捕虜になっていて、後藤夫人が必死に身代金交渉を行っていることを知りながら、中東を歴訪していた。

そして、あろうことか、エジプトで「イスラム国と闘う周辺各国に2億ドルの支援をします」と発言し、ISに対して、事実上の交渉中止と宣戦布告の宣言をしたのである。

安倍総理は、さらにイスラエルを訪れ、同国国旗の前で記者会見を行うという火に油を注ぐ行動もした。

ISはもちろん、あえて中東諸国全体の反感を買う行為だ。

私は安倍総理の言動は、世界中にとんでもないメッセージを送っていると考えた。

もちろん、それが日本人の大多数の気持ちを代弁するものであれば全く問題ない。

しかし、あの時、国民が、後藤さんが捕虜になっていることを知っていたら、安倍総理の行動を容認できる人はほとんどいなかっただろう。

いや、多くの人が、「ちょっと待ってください。安倍総理の言動は、決して私たち日本人の気持ちを表したものではありません。私たちは、相手が誰であれ、闘う気持ちなどありません。アメリカと一緒に闘うつもりもありません。ですから後藤さんを無事に返してください」と表明したかったのではないだろうか。

しかし、テレビでは、安倍総理のそうした言動を批判するのはタブーとされ、キャスターやコメンテーターが口々に、「安倍総理がテロと戦っている時に安倍批判をするのは、テロリストを利することになる」と言って、安倍批判を封印した。

そこで、私は、1月23日の「報道ステーション」で、日本人は安倍総理とは違うという意味で、「I am not ABE」というメッセージを世界に発信するべきだと発言したのだ。

番組後の反省会では、古舘伊知郎キャスターからいいコメントをもらったという評価があったそうだ。

しかし、結局その後、後藤さんは、湯川遥菜さんに続き、殺害されてしまった。

 

・パニックに陥った官邸がしでかしたとんでもない圧力行動


その一連の出来事は、安倍官邸に衝撃を与えたようだ。

そもそも、ISが安倍総理の中東歴訪中にビデオメッセージを流すということを想定していなかったのだろう。

捕虜返還のために交渉している最中に、敵方を刺激するような行為は慎むのが鉄則だ。

それを無視した総理の中東訪問に対しては、下手をすれば、国民の強い反感を呼ぶ可能性がある。

時は、15年の通常国会直前。

これから集団的自衛権の行使容認の安保法制についての議論が始まるところであった。

タイミングがあまりにも悪すぎる。

そこで、マスコミに圧力をかけて政府批判を封印した、……つもりだった。

ところが静かになったと安心しかかったところで、私の爆弾発言である。

官邸はパニックに陥り、とんでもない行動に出た。

番組のオンエア中に二人の菅義偉官房長官秘書官がテレ朝の編集長とプロデューサーに別々に圧力メールを送ったのだ。

私の発言に対する抗議である。

番組中だから、電話が通じない、

しかし、何が何でも急いで抗議をしなければならない。

そこでメールということになったのだろう。

その後、菅官房長官はオフレコのテレビ局記者との懇談で、私を非難する発言を行うなど、圧力をかけ続けたようだ。

私にもその取材メモが複数社から回ってきた。

その結果、私は、3月末を最後に報ステに出演ができないことになったのだ。

全く同じ時期に、同番組の屋台骨であるプロデューサーも更迭。

気骨ある辛口コメントで知られたレギュラーコメンテーターも降板となったが、これも局上層部の指示によるものだったそうだ。

 

・「I am not ABE」の紙フリップは安倍政権の圧力への抗議


私は、3月27日の最後の出演に際して、もう一度1月のメッセージを視聴者に伝えたいと考えた。

言葉だけでは、はっきり人々の記憶に残らないので、「I am not ABE」と書いたA3の紙を二つ折りにして密かにスタジオに持ち込んだ。

オンエア中にそれを開いて……。

あとは、皆さんご存知の展開だ。

多くの人が誤解しているようだが、私が、あの紙を出したから、報ステをクビになったのではない。

官邸の圧力でクビになることがわかったので、抗議の意味であの紙を出したのだ。

あの抗議行動から今週3月27日でちょうど4年になる。

今回わざわざこの話を出したのは、望月記者への菅官房長官による圧力を見ていて、あの時のことを思い出したからだ。

望月記者に対する官邸のバッシングは並大抵のものではない。

私が記憶している限り、14年から15年にかけての私を含めた報ステ関係者への圧力、15年から16年にかけての岸井成格TBS News23アンカーへのバッシング、17年から18年の前川喜平元文部科学事務次官への攻撃以来の最強硬策に出ているように見える。

裏を返せば、望月記者の行動が、安倍政権にとって非常に大きなダメージになるとわかっているのだ。

そういう時に採る彼らの手法は、必ず個人攻撃である。

その人の信用を落とすことによって、いかに素晴らしい記事やコメントを出しても、その内容以前に、人格が信頼できないという理由で人々が読まない、あるいは見ないようにするという作戦である。

今回も、望月は嘘つきだという趣旨の情報がネット上には溢れている。

嘘つきが書く記事や発言であれば、人々は最初から読む価値がないと考えて関心を持たないから、いちいち望月氏の発言や記事に対する反論をする必要がない。

特に、政府側が、痛いところを衝かれて反論できない時には、これが一番有効な防御策になる。

一連の安倍政権による異論封じと少数者・弱者を叩き潰す姿勢は、日本のイメージを著しく傷つけている。

もちろん、それは、私たち一般の日本の庶民の気持ちとはかけ離れた行動だ。

どうしてそういう行動をとれるのか。

それは、安倍総理自身が、少数者や弱者と交わったことがないからではないだろうかという気がする。

私たちの身の回りには、多くの恵まれない人たちがいる。

自分自身が助けを必要としているという人も多いだろう。

だから、庶民感覚の中には、必ず、少数者や弱者を思いやる気持ちが育つものだ。

しかし、安倍総理にはそうした経験がなかったのではないだろうか。


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古賀茂明「日本への信頼を守るため『I am not ABE』と世界に発信する時」政官財の罪と罰
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