■PCR検査数世界155位の我が国にはびこる納得のゆかぬ事象
日刊ゲンダイDIGITAL
2020/10/23
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/280366
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どうにも腑に落ちないのは午後、TVで発表されるコロナ感染者数である。
検査した人数が毎日違うし、土日とウイークデーでは極端に異なる。
検査の数がバラバラなのだから、感染者の数だけでは比較しようがない。
この数値を使って比較可能なのは、陽性率だけだろう。
このことは何度か指摘されているが、相変わらず、感染者数が「増えた」「減った」で一喜一憂している。
フランスでは、1日に3万人の感染者が出ているそうだ。
ということは、陽性率が5%としても、1日60万人以上の人が検査を受けていることになる。
日本はどうか?
平均的な例として、10月14日を見る。
全国で549人の陽性者が出たが、検査数は2万1837件だ。
フランスの27分の1である。
この数字を見ると、日本の貧弱な検査体制事情がわかる。
検査を受け、自分や家族や職場の仲間が、とりあえずは陰性であると証明されれば、気分は明るくなり、活動も活発になる。
それこそ、経済活動にとって最も重要なファクターになるはずだ。
そんなことは自明の理なのに、政府も医療界も頑としてPCR検査を増やさない。
ここに驚くべき事実を紹介する。
サイト「ワールドメーター」によれば、日本のPCR検査数の世界ランキングは、150位台を前後している。
これでは近代国家と呼ぶこともはばかられる。
経費の問題にも、謎がある。
検査問題がいつまでもガタつき、希望者が簡単に受診できないのは、検査やワクチンの利権をめぐり、何らかの闇が存在するからだろうか。
コロナ禍に関しては、納得のゆかぬ事象が多すぎる。
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■PCR検査数世界155位の我が国にはびこる納得のゆかぬ事象(日刊ゲンダイDIGITAL
2020/10/23 中村敦夫)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/280366