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日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

■狙われるのはカプコンだけじゃない  サイバー攻撃で最大35万件の個人情報流出も AERAdot.(朝日新聞)2020.11.17

 

■狙われるのはカプコンだけじゃない 
サイバー攻撃で最大35万件の個人情報流出

AERAdot.(朝日新聞)2020.11.17

https://dot.asahi.com/wa/2020111700048.html

 

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ゲームソフト大手のカプコン大阪市)が、サイバー犯罪集団による攻撃を受け、大量の情報が流出した可能性があることを明らかにした。

今回は攻撃対象がカプコンだったものの、どんな会社でも“標的”になり得る、と専門家たちは警告する。

カプコンの発表によると、2日未明に社内システムに接続障害を確認し、システムを遮断して状況把握に着手。

「ラグナロッカー」を名乗る集団から、身代金の要求があったという。

ラグナロッカーは、世界に十数グループある攻撃集団のうち「大きなグループではない」(サイバーリサーチの藤田有悟代表)。

カプコンから盗んだ情報の一部がサンプル公開され、今回は一般サイトにも公開。

SNSを見ると誰もがダウンロードしているようです」と、トライコーダの上野宣代表は指摘する。

実は、カプコン以外にも、日本企業数社ほどから盗んだとみられる情報が、「ダークウェブ」と呼ばれる闇サイトにサンプル公開されているというのだ。

カプコンから流出した可能性がある情報は膨大だ。国内外の顧客や取引先、株主名簿情報、退職者やその家族など最大約35万件の個人情報に加え、社員ら約1万4千人の人事情報、さらには売り上げや営業資料なども流出した可能性がある。

同社は「一通りのセキュリティー対策は講じていた」(広報担当者)と説明しつつ、警察が捜査中だとして身代金要求の詳細は公表していない。

バイオハザード」シリーズなどのヒット商品で知られるカプコンは、直近の業績は売上高が800億円超、本業のもうけを示す営業利益200億円超と堅調だった。

その株価は、情報流出を公表した翌17日午前の取引で一時、前日比4・6%安の4915円まで急落した。

今回の攻撃では、ランサムウェア(身代金ウイルス)による不正アクセスで、感染するとパソコンのデータが暗号化されたり、画面にロックがかかったりする手口が使われた。

暗号化の解除などと引き換えに、身代金を要求するのが一般的。

今回はさらに情報も盗んでサンプル公開される“二重攻撃”だった。

前出の上野さんによれば、こうした攻撃での身代金要求は、犯人の足取りがつきやすい現金などでなく、ビットコインが使われるケースが多いという。

カプコンのケースは「1千万ドル相当のビットコインで身代金を要求されているようだ」。

とはいえ、セキュリティー対策を講じていた同社が、どうして簡単に攻撃されてしまったのか。

「攻撃者がパソコンの脆弱(ぜいじゃく)性やバグという不具合を狙い、遠隔操作できるようにしてデータを盗んだのではないか」とみるのは前出の藤田さんだ。

誰かがウイルスに感染したメールを開くと、そこから遠隔操作が始まるというものだ。

ウィンドウズなどの基本システム(OS)は複雑になり過ぎて、どんどん更新されている。

大手企業は何千台ものパソコンを抱え、1台でも古いシステムが残っていると、大量攻撃でひっかかる可能性がある。

パソコンの感染は誰にでも起こり得ることで、本来は誰かのパソコンが感染しても、そこからネットワークに広がらないような対策が必要だという。

カプコンについては「おそらく古いネットワークだったのではないか」と上野さん。

ただ、カプコンが受けた攻撃は決して特殊なケースではないとみられ、「どこの会社でも起こる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 

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狙われるのはカプコンだけじゃない 
サイバー攻撃で最大35万件の個人情報流出
AERAdot.(朝日新聞)2020.11.17
https://dot.asahi.com/wa/2020111700048.html?page=1