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日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

■コロナで収入激減!絶望の淵に突き落とされる「貯金ゼロ」の人々 週刊ダイヤモンド 2020.4.6

 

■コロナで収入激減!絶望の淵に突き落とされる「貯金ゼロ」の人々

週刊ダイヤモンド 2020.4.6

https://diamond.jp/articles/-/233797


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新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、今、家計が苦しくなっているご家庭が増えています。


なぜ苦しくなってしまうのか。

それは、テレワークの導入や休業、解雇や雇い止めなどで、収入が減ってしまっているからです。


在宅ワークでは残業代が付かない状況だったり、そもそも仕事量が減ってしまい、出社する必要がなくなって収入が減ったりしている人もいます。

飲食店などでは客が入らず、日々生活するための収入を得ることも大変な状況になっているようです。


収入がなくなってしまった人は、途方に暮れているかもしれません。


また、外出自粛などが要請されている中、タクシー会社などでは社員は有給休暇を使って休みを取るしか、人と接触する時間を減らす方法がなく、休業補償も十分ではないため、やむを得ず仕事に繰り出しているケースもあるようです。


国の補償などもなかなか具体的に進まず、何がどうなるのかわからない不安いっぱいの中、今のままでよいのかと考えながらの生活は、非常につらく、大変なことでしょう。

こういう時はやはり、「貯金がある」ことがどれだけ大切かを実感します。

 

・自営業者、銀座のクラブ経営者…貯金ゼロで直面したコロナ危機


ある自営業の方は、新型コロナウイルスの感染が広がって以降、新たな仕事の依頼が入ってこなくなったといいます。


小さなお子さん2人と妻との4人暮らしで、普段から家計は赤字続きの状態。

事業にかかる借金もできてしまい、今の仕事をこのまま続けていてよいか迷っているときに、新型コロナウイルスの影響を受けてしまったのです。


今は転職しようにも全国的に受注が減っているので、自分の技術を生かした職に就くことは難しいだろう、この先どうしようかと考えていた矢先に、母親が入院、手術が必要な状態になってしまいました。


医療費自体は母親の貯金で何とか支払えそうですが、見舞いに通う費用など、負担が増えています。

貯金らしい貯金もなく、仕事が以前のような状態に戻るまで、どのようにしのいでいくべきか、とても悩んでいるそうです。


また、銀座でクラブを営むある方も、お金に悩んでいます。

周囲でも休業している店が多くなり、その方の店でも客はすっかり減ってしまいました。


今まで貯金など意識もしない暮らし方をし、これからようやく老後に向けて貯金を作ろうと取り組み始めていた矢先に起きた新型コロナウイルスの問題。

収入が今までの半分以下になってしまったことで、貯金を作るのも一時中断せざるを得なくなってしまいました。


これまでも、国民健康保険料や住民税の納付が遅れがちになりながらもなんとか支払っていた状態で、今はそれを払ってしまうと生活がより厳しくなってしまいます。

この状態が長く続いてもっと客が減ってしまったり、店を休業しなければならなくなったりすると、賃料など店の固定費の支払いも難しくなり、維持できなくなると不安に思っています。


蓄えがある程度あれば、1カ月、2カ月程度なら持ちこたえられるかもしれませんが、そういった準備がないままに今回の危機を迎えると、相当厳しい状態になるのは間違いないでしょう。

お二人とも今できることといえば、今まで以上にムダな支出を省けるよう、支出を見直すしかありません。

 

厚労省社会福祉協議会のコロナ支援策をチェック


収入の減少に関しては、多少の補助があります。

厚生労働省のホームページなどでは、いくつかの支援策を紹介しています。


ただ、多くは労働者を雇用している企業に対しての支援です。

一般の生活者や自営業者が利用できるのは、主に社会福祉協議会の生活費支援のための「緊急小口資金・総合支援資金」です。


新型コロナウイルス感染症の影響による休業や失業などにより生活資金でお悩みの方に対し、必要な生活費用などの貸し付けをするもので、休業か、失業かで利用できる金額や返済の期間が異なります。


また、当面の追加的な緊急対応策の一つとして、公共料金の支払い猶予や国税社会保険料の納付猶予などの措置が講じられることとなりました。

収入不足で生活が苦しい場合は、これら支払いについて相談してみることも必要です。


確定申告はすでに期限が4月16日に延長されていますが、それでも大変な場合は税金の納付について相談してみるのも一つの方法です。

この非常事態に、ただ「お金がない」と嘆くだけで、何も対策を講じなければまずます困窮するばかりです。


自分でできることは実行し、かつ関係機関などに相談するなどして、少しでも安定した生活を取り戻せるようにしてください。


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コロナで収入激減!絶望の淵に突き落とされる「貯金ゼロ」の人々
週刊ダイヤモンド 2020.4.6
https://diamond.jp/articles/-/233797