■なぜ? 地上波から消えたサッカーW杯予選 11月のアウェー2連戦は有料動画配信の独占中継
東京新聞 2021年11月8日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141453
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4年に1度のサッカーのワールドカップ(W杯)を目指す日本代表がファンをヤキモキさせている。
7大会連続出場が懸かるアジア最終予選で9月の初戦から苦戦が続き、今月は、対戦相手の国・地域で試合に臨む「アウェー」2連戦のヤマ場。
加えて地上波の中継がない。
アウェーの日本戦は有料でスポーツの動画配信を手掛ける世界的な「DAZN(ダゾーン)」が独占中継。
無料放送の地上波がないのはなぜか。(上條憲也、唐沢裕亮)
・放映権料高騰、ホームのみ「バラ売り」で購入
「私自身が一番不本意だ」と話すのは、日本サッカー協会の田嶋幸三会長。放映権を管轄するアジア・サッカー連盟(AFC)に「(管轄の)権利が本来あるのはわれわれ(各協会)だと訴えてきた」が、反対されてきた。
AFCもコロナ禍で収入減の中、高額の放映権を購入したのが、成長メディアでJリーグなどを配信するDAZNだ。
中国系の代理店を介して当初、日本の放送局に2028年までの8年で2000億円規模の提示があった。
だが日本戦を地上波中継してきたテレビ朝日は高額のため見送り。視聴率が望める時間帯のホーム戦だけ「ばら売り」の形で購入した。
・英国では「重要試合の無料放送」を国が保証
「英国では法律の指定する重要試合の無料放送が保護される」と言うのは、椙山女学園大の脇田泰子教授(マスメディア論)。
だれもが自由に情報を得られるユニバーサル・アクセス権が根拠となる。
民放中心に発達した米国に対し、伝統的に公共放送主体の欧州も1990年代に契約視聴のケーブルテレビが登場。
メディア王と呼ばれたルパート・マードック氏が欧州でスポーツの有料放送を開始し、「大衆が見たいと思うものがたくさん登場し、無料放送に対する危機感が募った」(脇田教授)と、有料放送の独占放送を禁止する形で規制が大幅強化された。
一方で、国が特別指定する国民的スポーツの独占放送を認めないこの権利を、脇田教授は「最後の手段」と表現。
「国による規制は、自由な経済活動を阻害することでもある」
サッカーW杯も来年のカタール大会、あるいはそれ以降で放映権料が高騰する可能性もある。
日本は五輪やW杯はNHKと民放でつくる「コンソーシアム(共同事業体)方式」で巨額の放映権料に持ちこたえてきたが、対抗できなくなれば、有料放送を軸に地上波は準決勝、決勝のみなど「かつてない放送形態が生まれるかも」とも。
スポーツの公共性を重視する欧州に対し、日本は地上波の無料放送がなくても「権利」を主張する声は起きにくい。
日本代表がW杯出場を逃した93年の「ドーハの悲劇」や初出場を決めた97年の「ジョホールバルの歓喜」の頃より、今は勝って当然と応援の熱量も低く、ネット社会では若者のテレビ離れもある。
脇田教授は「勝っても負けても愛している、くらいの情熱が続くと、生中継で見られないことが腹立たしく思えてくるはず。なぜ映らないんだとの議論も自然に起きるようになるのでは」。
全10試合の最終予選の半分のアウェー戦はあと3試合。
田嶋会長は「ワクワクした試合をして勝たないといけない」と話す。
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なぜ? 地上波から消えたサッカーW杯予選 11月のアウェー2連戦は有料動画配信の独占中継
東京新聞 2021年11月8日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141453
■DAZNの大幅値上げにファン騒然!「CL放映権とれよ」と反発の声も
BIGLOBEニュース 2022年1月21日 FOOTBALL TRIBE
https://news.biglobe.ne.jp/sports/0121/fbt_220121_8872144659.html
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明治安田生命Jリーグや海外サッカー、プロ野球などスポーツの定額制動画配信サービスを手がける『DAZN』の月額料金値上げに、多くの日本国内のスポーツファンが動揺しているようだ。
DAZNは2016年8月23日に日本国内でのスポーツ動画配信サービスを開始。
2017シーズンからJリーグの試合中継を手がけているほか、プレミアリーグやラ・リーガなど欧州主要リーグの配信を次々と開始。
2018年になると、プロ野球のライブ配信も始めており、以降はテニスやモータースポーツ、ラグビー、アメリカンフットボールなど数多くのスポーツ中継を行っている。
その中、DAZNは今月21日、契約者に対して来月22日からの値上げ実施を案内。
「DAZNは2016年8月のDAZNサービス開始以来、明治安田生命Jリーグ、プロ野球、サッカーの日本代表選などを配信し、またDAZNオリジナルコンテンツも配信させていただいておりますが、今後もより一層プレミアムなスポーツ体験をお届けするため料金改定をいたします。新料金は本年2月22日(火)より順次適用となります」という文面で契約者にメールを送信。今回の料金改定で月額1925円(税込み)から3000円になるという。
これには、日本国内のスポーツファンから「どうしよ…」、「高すぎ」と反発の声が上がっている。
また、サッカーファンからは「CL放映権とれよ」、「サッカーファン減る気する」というコメントもSNSで寄せられている。
なお、DAZNは昨年9月にアジアサッカー連盟(AFC)と2028年までの長期契約を締結。
W杯予選やAFCアジアカップ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)など、AFC主催全試合の放映権を獲得している。
これにより、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選の日本代表戦アウェイゲームが地上波で放送されなくなったことによる日本国内でのサッカーファン減少を危惧する声が上がっていた。
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DAZNの大幅値上げにファン騒然!「CL放映権とれよ」と反発の声も
BIGLOBEニュース 2022年1月21日 FOOTBALL TRIBE
https://news.biglobe.ne.jp/sports/0121/fbt_220121_8872144659.html
■DAZNへの反発必至!?大幅値上げにつづきプレミアリーグ放映権逃す可能性も…
exciteニュース 2022年1月23日 FOOTBALL TRIBE
https://www.excite.co.jp/news/article/FOOTBALLTRIBE_235244235244/
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明治安田生命Jリーグや海外サッカー、プロ野球などスポーツの定額制動画配信サービスを手がける『DAZN』は、今年2月22日(火)から月額料金の値上げを実施する。
その中、2022/23シーズン以降のプレミアリーグ(イングランド1部)の放映権を取得できるか不透明となっているようだ。
DAZNは2016年8月23日に日本国内でのスポーツ動画配信サービスを開始。
2017シーズンからJリーグの試合中継を開始すると、プレミアリーグやラ・リーガなど欧州主要リーグも次々と配信。
2018年になると、プロ野球のライブ配信も始めており、以降はテニスやモータースポーツ、ラグビー、アメリカンフットボールなど数多くのスポーツ中継を手がけている。
一方で、これまで放送予定だった試合の中継が当日になって取りやめになるなど、度々問題を起こしており、視聴者からサービスのクオリティに関する批判を浴びている。
そんなDAZNは今月21日に契約者に対して来月22日からの料金改定を告知。
「DAZNは2016年8月のDAZNサービス開始以来、明治安田生命Jリーグ、プロ野球、サッカーの日本代表選などを配信し、またDAZNオリジナルコンテンツも配信させていただいておりますが、今後もより一層プレミアムなスポーツ体験をお届けするため料金改定をいたします。新料金は本年2月22日(火)より順次適用となります」という文面のメールを送信している。また、今回の料金改定では月額料金が1925円(税込み)から3000円になり、スポーツファンの間で波紋が広がっている。
その中、日本では1月23日時点で2022/23シーズンから2024/25シーズンまでのプレミアリーグ放映権の配信元が決まっていないとのこと。プレミアリーグの公式サイトでは、欧州諸国やアジア、北中米、南米等の国々での放映権取得企業一覧表が掲載されているが、日本については記載がない。
また、イギリスメディア『Sport Business』が今月19日の報じたところによると、日本をはじめアジア圏14か国でプレミアリーグ次期放映権の販売がスタートしたとのこと。
日本での配信元は数週間以内に決まるものとみられる。
なお、DAZNは2020/21シーズン途中に日本でのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の放送を突然打ち切っている。
プレミアリーグの放映権を取得できないとなると、さらなる批判を浴びることは避けられないだろう。
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DAZNへの反発必至!?大幅値上げにつづきプレミアリーグ放映権逃す可能性も…
exciteニュース 2022年1月23日 FOOTBALL TRIBE
https://www.excite.co.jp/news/article/FOOTBALLTRIBE_235244235244/