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日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

■なぜ日本人はモデルナで発熱するのか…ファイザーの2~3倍 2回接種後に感染も 東京新聞 2021年8月14日

 


■なぜ日本人はモデルナで発熱するのか…ファイザーの2~3倍 2回接種後に感染も

東京新聞 2021年8月14日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/124060


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新型コロナウイルスワクチンの1回目を、国民の約半数が打ち終えた。

データが蓄積され、米ファイザー製、米モデルナ製それぞれの特徴が見えてきた。

厚生労働省の研究では、モデルナ接種後に発熱した人の割合はファイザー接種後の2~3倍に上ると判明。

諸外国より突出して多く、日本特有の現象だ。

2回のワクチン接種を完了しても陽性になる「ブレークスルー(突破)感染」の危険性も残る。(沢田千秋)

 

◆38度以上が6割超


「頑強な自衛隊の方でさえ、4割が病休したのはちょっとショック」。

ワクチン副反応の調査を担う厚労省研究班の代表、伊藤澄信・順天堂大客員教授は、副反応検討部会で率直にそう述べた。

モデルナの調査は自衛官を中心に行った。

2回接種後、4割が「仕事にならない状況」だったという。

調査によると、2回接種で37・5度以上の熱が出たのは、ファイザーが約4割に対し、モデルナは約8割。

38度以上では、ファイザー約2割に対し、モデルナは約6割で3倍の開きがあった。

疾病対策センターCDC)のワクチン副反応報告システム「V―safe」に約95万人が回答したデータによると、ファイザー、モデルナの2回接種から1週間以内の発熱は、それぞれ21・5%と37・6%で、両ワクチンの間に大差はなかった。

 

◆専門家も「原因分からぬ」


伊藤氏は「日本人のデータで、これほどの違いが出た原因はわからない。

ファイザーとモデルナは有効性の指標にも、それほど違いはないのだが」と首をかしげる

検討部会では「モデルナの国内治験の結果でも、海外より発熱者が多いとあった。

海外ではかなり、解熱剤を前もって飲んでいるとか、体重の違いという意見も審査段階であった」と明かす委員もいた。

モデルナでは、新型コロナに感染したことがある人が、1回接種から副反応が強く出る傾向もある。

発熱、倦怠けんたい感は、それぞれ未感染者の8倍、3倍に上る。

伊藤氏は「38度以上の発熱の比率も高く、40度の人もいる。体に負担がかかるので、準備して接種を」と呼び掛ける。

 

◆万能ではないワクチン


ワクチンを2回打ち、副反応を乗り越えても油断は禁物だ。

国立感染症研究所は、7月5~15日の10万人あたりの新規感染者数をワクチン接種歴別に比較。

未接種27・4人に対し、1回接種は9・1人、2回接種は1・3人と激減したが、ゼロではなかった。

横浜市立大の研究では、ファイザー製ワクチンを打った105人中、2回接種でデルタ株に対する十分な抗体を得た人は102人。

残る3人は十分な効果が得られず、ワクチンが万能でないことを示した。

感染研は6月末までの3カ月間で、ワクチン接種後に感染した27都道府県130人の検体を回収。

うち67人は2回打ち、免疫がついたと考えられる2週間たった後に陽性と判明した。

感染研は「ワクチン接種後も2次感染のリスクは否定できない」と、感染防止策の継続を求めている。


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なぜ日本人はモデルナで発熱するのか…ファイザーの2~3倍 2回接種後に感染も
東京新聞 2021年8月14日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/124060