■「その程度の能力か」「頼りねえ顔」 麻生氏、記者をディスり質問はぐらかす無責任な責任者
毎日新聞 2021年7月7日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/115010
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「東京新聞。ああそう。その程度の能力か」―。
学校法人「森友学園」に関する決裁文書を財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」開示後、本紙は閣議後会見で麻生太郎財務相に2度質問した。
しかし、麻生氏は正面から答えようとせず不誠実な対応をいまだ続けている。(原田晋也)
そもそも、財務省はファイルを進んで提出すべきなのに、一貫して情報開示に消極的だった。
改ざんに関与させられ、自殺に追い込まれた近畿財務局の職員赤木俊夫さんの妻、雅子さんが国を訴えた裁判でも、国側は当初、「回答の必要がない」などと主張。
ファイルの存在すら1年あまり曖昧にしていた。
それが一転、財務省は6月22日、赤木ファイルを雅子さん側に開示した。
財務省本省は赤木さんらへのメールで、当時の佐川宣寿理財局長の「直接指示」を明記するなど改ざんを執拗に迫っていた。
赤木さんが本省に直接抗議をしても、不正が続けられるなど無念さもうかがえる。
だが、ファイル開示後も財務省の不誠実な対応は変わらなかった。
麻生氏は質問をはぐらかすばかりだ。
例えば、記者は7月2日の会見である疑問を投げかけた。
赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」という一文についての麻生氏の見解だ。
この一文に関し、安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが「赤木氏は明確に記している」などと投稿。
国が森友学園を優遇した疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ。
これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」とにべもなかった。
森友学園に国有地を売却した当時、赤木さんは担当ではなかった。
同僚の話を信じていただけの可能性はなかったか。
そのことをただすつもりだったが、麻生氏には通じなかった。
再質問を試みたところ、今度は「全然頼りねえ顔してるけど、質問するならきちっと知ってないと具合悪いよ?」とからかうようにこちらを遮る。
そして、飛び出したのが、冒頭の「能力」発言だった。
職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度なのだろうか。
麻生氏の会見に出るたびにこうした思いに駆られる。
まともに答えないのなら、何度も質問するしかない。
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■「その程度の能力か」「頼りねえ顔」 麻生氏、記者をディスり質問はぐらかす無責任な責任者
毎日新聞 2021年7月7日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/115010
■麻生財務相「一律10万円再給付ない」発言に若者も怒り心頭
日刊ゲンダイ(2021/01/19)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284086
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コロナ禍で苦しむ庶民生活など、少しも考えたことがないのだろう。
19日の閣議後会見で、昨年の緊急事態宣言発令時に行われた国民一律の「定額給付金」の追加支給について問われ、「国民に一律10万円の支給をするつもりはない」と切り捨てた麻生財務相。
1979年の衆院選初当選から数えると、国会議員生活は40年近く。
短命政権に終わったとはいえ、総理大臣を務めた経験がありながら、今の国民生活がどういう状況にあるのかを全く理解していないらしい。
麻生大臣は以前から「口の悪さ」で知られていたものの、メディアの“麻生節”という常套句で誤魔化され、見逃されてきたため、本人は「何を言っても許される」と勘違いしたのだろう。
年齢を重ねるにつれて会見で傲岸不遜な態度が目立つようになり、このコロナ禍で若者などから麻生大臣の資質を問題視する声が出始めた。
今回の「(定額給付金を)支給するつもりはない」と突き放した発言に対しても、ネット上は非難ごうごうだ。
<私たちが納めた税金で毎日いい物食べながら、国民には自粛を求めて緊縮しろというのはおかしい>
<納税は国民の義務とはいえ、なぜ、上から目線でカネはやらないなどと言われなければならないのか。支給云々は大臣が決めることではなく、国会で決めること。麻生大臣のカネではない。国民のものだ>
<国会議員を支給対象から外せばいいだけ。このままだと本当に失業者ばかりになってしまう。麻生大臣は、国民は税金を納めるだけの存在としか考えていない>
パンケーキ好きのたたき上げ、などと評されていた菅首相もコロナ禍で化けの皮がはがれたが、麻生大臣の“正体”に国民もようやく気付き始めたようだ。
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■麻生財務相「一律10万円再給付ない」発言に若者も怒り心頭
日刊ゲンダイ(2021/01/19)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284086