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日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

■【中曽根康弘の対米従属】中曽根康弘―その裏面史 ヤフーニュース(2019/11)田中良紹(元TBSジャーナリスト)

 

■【中曽根康弘の対米従属】中曽根康弘―その裏面史

ヤフーニュース(2019/11)田中良紹(元TBSジャーナリスト)

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20191130-00153148/


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民主党政権が誕生した後の2010年、朝日新聞が「ロッキード事件発覚時に中曽根幹事長が米国にモミケシを要請していた」という記事を掲載した。


ロッキード事件が発覚したのは76年の2月4日、18日には三木総理が米国に関係資料の提供を要請していた。

ところがその夜、中曽根氏は駐日米国大使に政府高官の名前の「モミケシ」を国務省に伝えてくれと要請していたのである。


その公文書は2008年に秘密指定が解除されていた。

偶然かもしれないが、米国は日本に政権交代が起きようとする時期に自民党の恥部ともいえる情報を公開した。


そのような報道を見ると、吉田茂の政治を対米従属と批判して政治家になった中曽根氏が、総理になると一転して日米同盟強化に乗り出した理由が見えてくる気がする。

つまりロッキード事件で弱みを握られているとの思いから、「民族自立」の主張が「日米同盟強化」に変わったのではないかとの疑いである。


そして米国には公文書が存在するが、日本にはそれに対応する情報が存在するのかどうかも分からない情けない状態にある。

沖縄返還密約でも米国には情報があるが日本では情報が隠蔽され、それを暴露した記者は逮捕・起訴される運命に陥った。


情報の隠蔽・捏造は「森友・加計疑惑」や「桜を見る会」でさらにレベルの低い分野に及び、この国は本当に国家なのかという気がしてくる。

そうしたさなかに中曽根元総理の死去の報に接した。


田中角栄氏や中曽根康弘氏の政治を見てきた経験から言えば、日本政治もついにここまで来たかという気になるが、私にはどうしてもロッキード事件田中角栄元総理を逮捕したところから、日本政治の歪みが大きくなり、国民には「タテマエ」だらけの情報しか与えられていない気がする。


日本はいつになったらまともな情報国家になれるのだろうか。


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中曽根康弘―その裏面史」
ヤフーニュース(2019/11)田中良紹(元TBSジャーナリスト)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20191130-00153148/