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日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

【ワクチンほとんど効かない?!】ワクチン2回接種もコロナ感染~接種率78%「イスラエル」で死亡者増加のなぜ~

 


■“ワクチン2回接種もコロナ感染” 米で7000人超に

テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (2021/04/28)

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000214438.html

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アメリカでは新型コロナウイルスのワクチンを2回接種したにもかかわらず感染する人が増えていて、変異ウイルスへの不安が高まっています。


アメリカのCDC(疾病対策センター)によりますと、ワクチンを2回接種して2週間が過ぎた後に感染したのは20日時点で7157人です。

接種を終えた約8700万人の0.008%余りと割合は少ないものの、各地で変異ウイルスによる感染が確認されています。


アメリカの一部メディアは、既存のワクチンは変異ウイルスの一部には効果が少ないと確認されたとしています。


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■“ワクチン2回接種もコロナ感染” 米で7000人超に
テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (2021/04/28)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000214438.html

 

 

 

 

 

 

 


■ワクチン「変異種治験」で浮上した不穏な現実

南アでアストラゼネカ製接種中止になった意味

東洋経済(2021/02/11)The New York Times

https://toyokeizai.net/articles/-/411231


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南アフリカはイギリスのアストラゼネカがオックスフォード大学と共同開発した新型コロナワクチンの使用を中止した。


南アフリカで最初に確認された感染力の高い変異ウイルスに対して臨床試験(治験)を行ったところ、軽度~中等度の症状を防ぐ効果のないことが判明したためだ。

南アフリカの新型コロナ対策を激しく揺さぶる治験結果といえる。


現地科学者の2月7日の説明によると、従来型のウイルスに感染した人にも同様の問題が見られた。

南アフリカで感染が広がる変異ウイルス「B.1.351」に再感染した場合、従来のウイルス感染で自然に獲得した免疫では、おそらく軽度~中等度の症状は予防できないという。

 

・早くも損なわれたワクチンの効果

 

100万回分のアストラゼネカ製ワクチンが南アフリカに到着してから、わずか1週間で発覚した今回の事実は、同国にとって大きな打撃だ。

新型コロナによる南アフリカの死者数は、すでに4万6000人を突破している。


この事実はまた、変異の脅威を一段と裏付けるものでもある。

B.1.351の変異ウイルスは少なくとも32カ国に拡散し、そこにはアメリカも含まれている。


現地科学者が7日に発表した研究概要からは、重症化を防ぐ効果があるのかどうかははっきりしなかった。

検査を受けた治験参加者は比較的若く、重症化リスクが低いため、重症化や入院・死亡を予防する効果が損なわれたか確定することはできなかった。


ただ、被験者の血液サンプルに見られた免疫反応からすると、重症化を防ぐ効果はまだ残されている可能性があるという。

南アフリカの公衆衛生当局者は、今後の研究で有効性が確認されれば、アストラゼネカ製ワクチンの使用再開を検討すると語っている。


とはいえ、B.1.351によって既存ワクチンの効き目が下がったという科学的証拠は今回の治験でさらに強固なものとなった。

ファイザーとモデルナは、両社のワクチンは今も有効性を保持しているものの、B.1.351に対しては効果が低下したことを示す予備的な調査結果が出たとしている。


ノヴァヴァックスとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の2社も、B.1.351の感染が広がる南アフリカの治験参加者の検体を調べたところ、アメリカより有効性が低かったと報告している。

南アフリカアストラゼネカ/オックスフォード大学のワクチン治験を行ったウィットウォーターズランド大学のウイルス学者シャビール・マディ氏は7日、治験結果について次のように述べた。


「まさに現実を直視させられる結果だ」。


・初回分のアストラゼネカ製ワクチンは保管庫へ


今回の接種停止を受け、南アフリカに出荷された初回分のアストラゼネカ製ワクチンは保管庫行きとなる。


現地当局者によれば、医療従事者にはしばらくの間、変異ウイルスの重症化予防や入院率の低下に高い有効性のあるJ&J製ワクチンが接種されることになる。


南アフリカで行われたアストラゼネカ/オックスフォード大学のワクチン治験には、およそ2000人が参加し、ワクチンか偽薬のいずれかを2回接種した。が、B.1.351についてはワクチンを接種したグループと偽薬を接種したグループとの間で、感染者数にまったくといっていいほど差がつかなかった。


ワクチンがほとんど効かなかったことを示すデータだ。

偽薬を接種した714人のうち20人が南アフリカで広まる新たな変異ウイルスに感染したのに対し、ワクチンを接種した748人でも、うち19人が感染した。


これはワクチンの有効性が10%にとどまっていることを意味する(ただし、より多くの人々が接種した場合にも同程度の有効性となるかどうかは、まだ統計的に断定できる状況にはない)。


アストラゼネカとワクチンを共同開発したオックスフォード大学の研究者らは7日、B.1.351による軽度~中等度の症状について同ワクチンは「極めて限定的な予防効果」しかもたらさなかったことを認めた。

 

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■ワクチン「変異種治験」で浮上した不穏な現実
南アでアストラゼネカ製接種中止になった意味
東洋経済(2021/02/11)The New York Times
https://toyokeizai.net/articles/-/411231

 

 

 

 

 

 


■接種率78%「イスラエル」で死亡者増加のなぜ

「集団免疫」の勝利から一転、ロックダウンも

東洋経済 2021/08/24 TheNewYorkTimes

https://toyokeizai.net/articles/-/450304?utm_source=Twitter&utm_medium=social&utm_campaign=auto


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今年春、ワクチン接種を驚くべき速度で進めたイスラエルは新型コロナ対策の世界的模範と目されていた。

感染者は大幅に減り、接種完了者は電子的な接種証明書「グリーンパス」を提示することで屋内のコンサートやスポーツイベントに参加できるようになった。

最終的には、マスク着用義務も撤廃された。

イスラエルは世界にとって、コロナ禍から抜け出す希望の光だった。

今は、もう違う。

 

・「輝かしい手本」が「他山の石」に


イスラエルの感染者数は現在、同国が最悪期を経験した今年冬の水準に急速に近づいている。

1日当たりの新規感染者数は過去2週間で2倍以上に増加。

世界でも感染が最も急速に広がっている地域の1つとなっている。

8月中旬には、集会および商業・娯楽施設に関する行動制限が再開された。

政府はロックダウン(都市封鎖)の再発動も検討している。

輝かしい模範だったはずのイスラエルはなぜ「他山の石」に成り果てたのか。

科学者による原因究明作業はまだ完了していないが、事態が一気に暗転したことでナフタリ・ベネット新首相は厳しい試練にさらされている。

一部の専門家が懸念するのは、時間の経過とともにワクチンの効果が低下した可能性だ。

イスラエルでは、早期にワクチン接種を済ませた人が感染する確率が高まってきている。

アメリカが9月から幅広い国民を対象に3回目のブースター接種を開始するとした決定も、こうした知見に基づいている。

デルタ株は感染力が極めて強く、ワクチンの感染予防効果が弱まったおそれがある。

イスラエルでは、ソーシャルディスタンシング(密の回避)など感染予防を目的とした行動規制が6月には解除されるようになっていた。

最悪期は脱したという確信からだ。

政府にコロナ対策を助言する専門家パネルの責任者ラン・バリサー氏によれば、「あの時点での支配的な物の見方」は次のようなものだった。

イスラエルは世界で最も接種の進んだ国であり、接種済みの人が感染することはほとんどなく、感染して重症化する確率はさらに低い。基本的に国民は集団免疫に極めて近い状態にある。これは当時としては間違った見方ではなかった」。

問題は、従来株の常識が「その後の変異株には必ずしも通用しなかったことと、そこに時間の経過によるワクチンの免疫力低下が重なったことだった」とバリサー氏は話す。

イスラエルでは2月末までに高齢者の圧倒的大多数が、ファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンの2回接種を完了。

現在では、接種可能な12歳以上の約78%が2回のワクチン接種を済ませている。

ワクチンには今も重症化を防ぐ効果があると考えられているが、イスラエルの一部データは、早い段階で接種を済ませた人々の間で重症化リスクが高まった可能性を示している。

感染率が上昇する中、イスラエルではここ1カ月で死者数も増加傾向となっている。

経済の完全再開を目指すイスラエルは、春に感染者数が低下すると接種証明書を廃止。

移動制限を緩めるなど、コロナ関連の規制を全面解除した。

最後まで残っていた屋内でのマスク着用義務も6月15日に撤廃した。


(中略)

 

・デルタ株への予防効果は39%に


イスラエル保健省が7月下旬に公開したデータによると、イスラエルにおけるファイザー製ワクチンの感染予防効果は1~4月上旬の95%に対し、6月下旬~7月上旬には39%まで下がっていた。

ただし、重症化予防効果はいずれの期間も90%を上回っている。

専門家は、これは暫定的な評価にすぎず、まだ科学的に証明されたわけではないと言うが、それでも感染状況は夏にかけてスパイラル的に悪化した。

学校が休みになり、国内のホテルも家族連れで混み合うようになった。

デルタ株が世界中で猛威を振るう中、1日当たり最大4万人が国外に出かけた。

6月には新型コロナ感染症による死者がゼロの日も多かったイスラエルだが、8月の死者数は、月末まで10日以上残した段階ですでに230人を超過した。

感染の中心はこれまで、ワクチン接種率が低く、密集して暮らす超正統派ユダヤ教徒のコミュニティーだったが、今回は中産階級が暮らす接種率の高い郊外が中心になっている。

専門家からは、新政権の対応の遅さを批判する声が上がる。

今回の感染再拡大は、6月中旬のベネット新政権発足と重なるようにして進んできた。

すでに3度のロックダウンを経験したイスラエルでベネット政権は、ウイルスと共生しながら経済をフルに回すという新たな方針で臨んだ。

ベネット氏はこれを「ソフトな抑え込み」政策と呼んだ。

感染の再拡大を受けて、6月25日には屋内でのマスク着用が再び義務化されたが、ルールは十分に守られなかった。

危機感を募らせた医療専門家は、あらゆる集会の制限を含む一段と厳しい措置の導入を求めるようになり、政府の諮問委員会も7月と8月1日の2度にわたってグリーンパスの即時再導入を呼びかけた。

「緊迫感がやっと戻ってきたのは、ここ2週間のことだ」と諮問委員会のメンバーを務める公衆衛生の専門家ナダブ・ダビドビッチ氏は言う。「今行っている対策は、7月に講じておくべきものだった」。

ただ、春につかの間の成功を味わい、コロナ疲れの広がるイスラエルでは、人々の行動を再び引き締めるのは難しくなっている。

感染が広がる中でも国民の危機感が高まってこない状況に、当局は不安を隠さない。

 

・崩れたワクチン一本足打法


イスラエルが今、望みをかけているのが3回目のブースター接種だ。

60歳以上から始まったブースター接種は接種対象を50歳以上へと足早に拡大し、すでに今月、100万人以上が3回目の接種を完了した。

しかし、3回目の接種を終えたダビドビッチ氏は今、対策を何重にも重ねる必要があると確信している。

マスクの着用、多くの人が利用する施設への入場を接種者もしくは感染から回復した人に限定する措置、医療提供体制の強化といった対策を何層にも積み重ねる戦略だ。

ダビドビッチ氏が言う。

「以前はワクチンですべてが解決すると思われていた。私たちは今、ワクチンだけでは十分でないことを知っている」。


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■接種率78%「イスラエル」で死亡者増加のなぜ
「集団免疫」の勝利から一転、ロックダウンも
東洋経済 2021/08/24 TheNewYorkTimes
https://toyokeizai.net/articles/-/450304?utm_source=Twitter&utm_medium=social&utm_campaign=auto