oonoarashi’s blog

日銀金融緩和で刷られた円の行き先が日本企業でも日本国民でもないカラクリ(Dr.苫米地 2016年9月15日TOKYO MXバラいろダンディ) https://www.youtube.com/watch?v=tvzNqO6qsGI

■菅外交は、アメリカの「お友達」を選ぶのか、「仲間」を目指すのか/倉山満 SPA!(2020年11月12日)

 


■菅外交は、アメリカの「お友達」を選ぶのか、「仲間」を目指すのか/倉山満

SPA!(2020年11月12日)

https://nikkan-spa.jp/1714166


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◆首輪のついた「弱い日本」から「自立した強い日本」への道は、軍事力を裏付ける経済力の回復だ

 

さて、こうした流れの中で安倍外交はなにをやってきたか。

孤立するトランプの友達でいた。


ただ、それだけだ。

この場合の「友達」とは「仲良し」であって「仲間」ではない。

 

(中略)

 

ただ、精神論だけ言っても裏付けが無ければ意味がない。

では、その防衛費を増額させる財源はどこからひねり出すか。


経済成長以外にありえない。

安倍内閣は8年も政権を独占しながら、景気回復すら達成できなかった。


それどころか2度の消費増税により景気回復を腰折れさせていたところに、コロナ禍である。

今でこそ巨額の給付により国民経済は何とか支えられているが、ではいつまでこれを続けるか。


それとて、今すぐ金融緩和をやめてしまえば、リーマンショック以上の大不況が押し寄せてくるのだ。

 


◆米中対立の中で、我が国の選択肢は二つしかない

 

コロナ禍を収拾、そして景気回復を成し遂げねば、外交などできはしないのだ。

古い格言に「外交と軍事は車の両輪」とある。


軍事抜きの外交など、発言力は十分の一だ。


もし菅内閣が本気で外交をやるならば、防衛費GDP2%程度の軍事力を持たねば話にならないし、その為にはコロナ禍とデフレ経済を早々に退治しなければ、軍事力の裏付けとなる経済力が回復しない。


米中対立の中で、我が国の選択肢は二つしかない。

一つは翻弄されるだけの存在。


もう一つは自分の力で生きる国となること。

さて、菅義偉首相の選択はどちら?

 


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■菅外交は、アメリカの「お友達」を選ぶのか、「仲間」を目指すのか/倉山満
SPA!(2020年11月12日)
https://nikkan-spa.jp/1714166