■日本を裏で操っている?
~アメリカの巧妙な世界戦略~
幻冬舎:石角完爾:2016.10.21
https://gentosha-go.com/articles/-/5017
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もともとアメリカは、国民生活の消費がGDP(国内総生産)の76%を占めるという消費主体経済の国である。
アメリカ政府としては、アメリカの経済成長を維持するために、アメリカ国民を消費へと駆り立てる必要がある。
そのためには雇用を維持する必要があり、アメリカ国民の雇用の維持のためには他国、とくに言うことを聞いてくれる日本の犠牲によって、アメリカの産業を振興する必要があった。
日本が、官僚主義の岩盤の重みで新しい産業を生み出せないことは、アメリカの好都合であった。
アベノミクスの第1と第2の矢は、官僚主義のシステムの隅々にお金を大量に注入するものであり、旧弊の維持に繋がるため、アメリカは大歓迎だった。
これが、アメリカが黒田ノミクスを裏で日本に勧めた真の理由なのだ。
日本はギリシャと違い外国から借金していないので、破綻しても外国(西洋)の貸主が困ることはない。
第3の矢は、「もともと空砲にすぎない」とアメリカは見抜いていた。
しかし国家というのは、国民に保護を与えているように見せかける芝居の劇場チケットを、可能な限り高額で国民に買わせようとする強欲な興行主であるだけでなく、いざとなれば芝居が引けて劇場から出ようとする人々に、「身ぐるみ置いていけ」と刃物を突きつけることができる存在なのだ。
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■日本を裏で操っている?
~アメリカの巧妙な世界戦略~
幻冬舎:石角完爾:2016.10.21
https://gentosha-go.com/articles/-/5017